ガイガーカウンター、放射能測定器、線量計の本、入門書、技術書、専門書の紹介,評価,安売り価格

内容紹介　

2011年3月1日の震災以降、ガイガーカウンターを買う方も増え、放射線や放射能に関する一般の意識が高まっています。
文部科学省より、中学校新学習指導要領理科第一分野に「放射線」に関する内容が組み込まれました。
本書は、小中学生に向けた「放射線」の本です。
放射線とはなんなのか。
実験では、放射線を目で見ることもできます。
実験風景を写真で詳しく解説します。

著者について　

山村紳一郎: 1956年東京生まれ。
サイエンスライター。
東海大学海洋学部海洋資源学科卒。
『メカニズム・防災・予知すべてわかる地震』『顕微鏡大作戦』(以上、誠文堂新光社)、ほか著書多数。
和光大学で非常勤講師を務める。
床次眞司: 1964年 鹿児島県生まれ。
早稲田大学大学院理工学研究科で物理学および応用物理学専攻。
博士(工学)。
科学技術庁放射線医学総合研究所研究員、米国エネルギー省環境測定研究所客員研究員、(独)放射線医学総合研究所・環境放射能調査支援室長等を経て、2011年1月より弘前大学被ばく医療総合研究所教授を務める。
専門分野は放射性核種の放射線計測と線量評価。

特徴説明

availability

一家に一台と一冊です　評価：

これは低価格の物ですが、意外に性能が良くて役立ちます。
エアカウンターの初代は機能的に使いにくいところがありましたが、このSタイプは使いやすさも改善されています。
付属本の著者武田先生は、IWJ（ネットメディア）でのインタビューで、このエアカウンターSは40万円クラスの測定器と同程度の正確さを出していると仰られていました。
そして実際に使って測ってみたら、他のガイガー管式の簡易型測定器と比較してかなり正確に測定値を出してきました。
付属の本は、初心者向けにはなかなかのものです（ちなみに武田先生はこの本では一銭も受け取っていないそうです）。

勉強になりました。　評価：

付属本些細な疑問にも細かく答えてあり、一概に「放射能は危ない！」という内容でなく、危ない中でどのように暮らしていけばいいかという日常生活のヒントが盛りだくさんでした。
特に各地域地域のお母さんへのメッセージ（東北のお母さんへ、近畿のお母さんへなど）子供を持つ母としてはこういう目線で教えてほしかったという内容が書かれてあります。
チェッカー利用方法が漫画で分かりやすく書かれてある冊子によると、２０万で売っている機器と制度は同じものらしいです。
空間線量のみ計測可能です。
食べ物や物質から出ている放射線は計れません。
数秒で予測線量が計測でき、２分待つと実測できます。

評価つきなのが親切ですね　評価：

放射線測定器の測定性能に関しては、12月23日に国民生活センターから調査結果が発表されました。
低線量での測定では正確な値をださないとか。
でも、1マイクロシーベルト以上の地域がどんどん増えているんですよ。
いまさら0.118マイクロシーベルトでのテスト結果を発表してどうなるんですか、という気持ちです。

どのガイガーカウンターを買うべきかが分かる指南書　評価：

2011年10月時点で入手可能と思われる20機種以上のガイガーカウンターやシンチレーターを集めて、あの話題の関東のホットスポット千葉県柏市で比較、低/中/高各線量での表示値の傾向などを記しています。
結果の一覧を見ると、各機種の大まかなクセが把握出来て面白いです。
巻末にはお勧め機種と、お勧め出来ない機種がまとめてありますが、まぁ納得の結果です。

どのガイガーカウンターを買うべきかが分かる指南書　評価：

多種多様なガイガーカウンターが出回っている中で、どれを買うべきかをわかりやすくしるされた指南書です。
ただ、ほめるだけでなく、だめなものはだめと言っているのは、すごく良いと思います。

高ーい買い物ですからよく注意しないと　評価：

4万以上はする高い品物であるガイガーカウンター、普通ネットで入手の検討に上がるような機種を詳しく解説してくれています。
操作方法やその機械の特性まで書いてあるので買った後も安心ですね。
自作キットや試験用の放射性物質の取り扱い方法、スマートフォンなどの連携アプリなどこれ一冊で放射線測定はほぼＯＫです。

もう少し早く発売されていれば損をしないですんだかも？　評価：

福島第一原発の事故後、被災地に行く用事があり、ガイガーカウンターを生まれて初めて購入した。
6月現在、Amazonで4万円で購入できる製品を7万円で購入。
そして被災地で、「こんな製品に7万円も払ったのか！」という怒り爆発。
そしてこの本で、「やっぱり買ってはいけない製品だったのか！」と気づかされた。

ガイガーカウンターとともに持っておきたい　評価：

放射能に対する基礎知識から、簡易型計測器の種類、機種ごとの測定方法などがわかりやすくまとまっていて、これからガイガーカウンターを買おうと思っている人や、すでに活用している人には最適だと思われる。
ただ、コンパクトにまとめられているだけに、これ１冊で事足りるというようではない。